町の概況

位置

本町は、山口県南東部に位置し、瀬戸内海に面した室津半島の先端部とその南側に位置する長島、そして長島の西側に位置する祝島、南東側に位置する八島を中心に、半島部と島しょ部によって形成された山口県最南部の町です。

 

町境は、柳井市と平生町に隣接し、交通アクセスの面では、県道光~上関線を軸に道路網が形成されており、県道柳井~上関線、室津半島スカイラインが広域道路として整備されています。

 

本町の交通網は、昭和44年の上関大橋の開通により長島が陸続きになり、飛躍的に改善された経緯があります。現在、道路改良により上関町から柳井駅まで、車で30分圏内となっています。

また、山陽自動車道熊毛IC、玖珂ICへも60分程度の時間距離となったことから、山口市方面、広島市方面への利便性も向上しています。

 

海上交通においては、祝島や八島を結ぶ連絡船が祝島~柳井航路、八島~上関航路の2ルートで運行されています。

 

地勢

本町の面積は34.69平方キロメートル、地形は半島部の中央部に位置する標高526.3メートルの皇座山を最高峰に、各島とも大部分が山地、急斜面地によって形成され、極めて平野部が少なくなっています。

そのため、農耕や居住のための条件を有する土地が少なく制約されています。

 

気候は温暖で、過ごしやすい反面、島しょ部などは水利条件に恵まれない地域です。

 

また、海に面する地形から、冬季は海風および波が強く、海岸線は日本海側に多くみられる断崖絶壁の地形を形成している箇所も多く、瀬戸内海側ではめずらしい地形も見られます。

 

本町は、瀬戸内海国立公園区域に含まれており、瀬戸内海の穏やかな海と島しょ部により、自然豊かな美しい景観に恵まれた地域です。

 

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