町長あいさつ

上関町長 柏原 重海

上関町長 柏原 重海 町民の皆様、新年あけましておめでとうございます。

 新年を迎えるにあたり、まずはこの1年が皆様1人ひとりにとりましても、町にとりましても、幸多き年でありますよう心より祈念いたします。

 昨年を振り返りますと、国内外で様々な出来事がありました。大きな出来事のひとつとして、新型コロナウイルス感染症が挙げられるかと思います。今も世界各国で対応に苦慮している状況です。我が国では一時のような大変な状況から感染者は減少傾向にありましたが、ここに来て変異株が急増しており、まだまだ予断は許されません。

 いずれにしても、コロナ感染の恐れを感じないような、元の日常生活に一時も早く戻れるよう願うばかりです。

 こうした社会情勢なのかはわかりませんが、昨年も犯罪が数多く発生し、中には自分の欲求を満たすため、何ら縁のない他人を傷つける事件があり、まさに「理由なき犯罪」も多く見受けられました。他人を思いやる気持ちが薄くなっていることが懸念されます。

 さて、新しい年を迎え長年の懸案でありました新庁舎が、昨年暮れに完成いたしました。

 引越しは3月中に予定しております。

 建設工事中は、近隣の皆様には大変なご不便とご迷惑をお掛けしました。ご支援、ご協力に対し、改めて感謝申し上げます。町民の皆様にとって親しみやすい庁舎となるよう心掛けてまいりたいと思います。

 上関原子力発電所問題ですが、原則的に3年に一度改定される「エネルギー基本計画」において、昨年度の改定ではこの上関原子力発電所は計画に組み入られませんでした。

 改めて申すことはありませんが、なぜ「本町が原子力発電所を建設する」という選択に至ったかは言うまでもなく、第一次産業に依存していくには限界があるということです。

 今のところ、知恵と工夫で住民サービスは他の市町にも特段引けを取らないものとなっています。しかし、今のままでは住民の期待やサービス等にお応えすることは一層厳しくなっていくものと予測しています。ただ、原子力財源を座して待つわけにはまいりません。

 本来、町が収益事業を実施するのは好ましい姿とは思いませんが、住民サービス等を継続していくためには、風力発電所を建設し、財源確保をしていくことも、その一つであると思っています。

 上関町は古くから海上交通の要衝であっただけに、たくさんの歴史があります。そして、素晴らしい自然景観があります。

 現在、山口県の人口は約133万人ですが、年間、その3分の1の約45万人の方々が上関町を訪れています。これだけ多くの人が訪れるということは、この町に魅力があるからだと言えます。住んでいる私たちが、そこに気がつくべきだと思います。そして、今こそ、上関町の魅力を最大限活用していくことが重要だと考えています。

 町を俯瞰すれば、周辺が海に囲まれており、山口県最南端に位置する小さな町です。

 しかし、小さな町ならばこそ、質の高いまちづくりを目指すことができます。生活支援(ソフト面)や住みやすい環境整備(ハード面)など「自らの力」で、知恵と工夫を凝らしながら進めていくことも重要だと考えています。

 新しい年は寅年です。

 寅は、前向きで強い信念を持っていると言われています。辛くても、心豊かな気持ちを持てば必ず道は開けると私は確信しております。

 寅年にあやかり、今年一年、このような気持ちで町制運営に邁進していく所存です。そして、来年、再来年、更には未来が明るいものへと続いていくことを願っております。

 町民の皆様には、引き続き温かいご支援ご協力をお願い申し上げ、私の年始のあいさつとさせていただきます。

 

 
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